人はしばしば健康からではなく、病気から考え深くなり、順境からではなく、逆境にあって耐える力をつけ、褒められることからではなく、けなされることから自分を発見することがあることは、ほとんどの人が恐らく体験済みのことでしょう。
そういう訳で病人、不運な人、才能がないと思い込んでいる人々も、社会にとっては貴重な財産なのです。
そして極く自然に、自分に与えられている状況がどんなものであるか正視し、そこに意味をみつけることができれば、この世に失敗した人生などということはなく、どの人も各々の才能を生かし、社会でなくてはならない人となります。
そこで初めて、すべての人々が、競争の対象や敵対者になることなく、あらゆる人々の存在を評価し、感謝し喜ぶことができるようになるのです。
2013年02月24日
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